Strategic Benchmarking Training
戦略的ベンチマーキング研修
ビジネスとは顧客を対象に、自社と競合との競争関係の中で展開されるものです。しかし現実は、この「競合」の分析が抜けていたり、不十分であったりして、自社に都合の良いストーリーになりがちです。また実施していたとしても、競合の現在と過去だけを分析し、競合の将来の戦略を分析していなかったり、競合企業もごく限られた業界内にとどまり、異業種や新規参入の競合を無視してしまったりしていることが多いと思います。ベンチマーキングの対象も、技術なのか、製品・サービスなのか、事業なのか、エコシステムやビジネスモデルの仕組みなのかによって分析手法も異なってきます。競合ベンチマークは戦略企画、実行上、重要性が高い割には、認識が薄く、不十分なことが多く、それが戦略の失敗の原因になっていることも多く見られます。
競合ベンチマークの究極の目的は、競合から刺激を受け学び続け、革新し続けることです。競合を打ち負かし、市場から撤退させることではありません。競合とのベンチマーキング比較分析から、自社のドメイン(事業領域)、顧客提供価値、ビジネスモデル、製品・サービスの差別化を考えることができます。そういったことを通じて競合との真っ向勝負を避け、価格競争による企業体力の消耗戦に陥ることを回避することができます。
つまり競合ベンチマークは自社を革新するための学習プロセスであり、その仕掛け、仕組みといえます。古代中国の戦略家である孫子は「彼を知り己を知れば百戦殆からず」と言ったと伝えられています。まず己(自社)知ること、そして競合ベンチマークを通じて自社のあり方を考えることが戦略では重要なのだと思います。
対象部門
- 研究開発戦略・企画部門
- 研究開発、技術開発部門
- 経営企画部門
- マーケティング戦略部門
- 事業戦略部門
- 製品・サービス担当
- 市場顧客担当
成果
- 競合ベンチマーク手法に関して体系的に学べます
- 競合ベンチマークプロジェクトを組織化し、リードできるようになります
- 技術、製品・サービス、事業、エコシステム・ビジネスモデルなどベンチマーキングの対象別の方法論に関して学べます
- 競合ベンチマークから競争戦略立案、意思決定までの組織運営を学べます
- 異業種ベンチマーキングを通じた競争戦略の企画ができます
メソッド
- 技術ベンチマーキング
- 製品・サービスベンチマーキング
- 事業(バリューチェーン)ベンチマーキング
- エコシステム・ビジネスモデルベンチマーキング
- 上記4つを連動させたベンチマーキング
- 競争戦略のフレームワーク
- 異業種ベンチマーキング
ステップ
Step 1 | なぜ競争で負けるのか |
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Step 2 | 競合ベンチマークの体系 |
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Step 3 | 事業(バリューチェーン)の ベンチマーキング |
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Step 4 | 技術、製品・サービスの ベンチマーキング |
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Step 5 | エコシステム・ビジネスモデルの ベンチマーキング |
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Step 6 | 異業種ベンチマーキング |
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Step 7 | 競争戦略の企画 |
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