Philosophy / Vision Management Training

理念・ビジョンマネジメント研修

「理念」とは何か?企業経営やリーダーシップを実践する上で「理念」はなぜ必要なのか?それはどのようにマネジメントするべきか?確かに「理念」は経営に必要であることはわかります。しかし実際問題として、この理念をどう持ち、鍛えていけばいいのか?簡単なことではないと思います。確かに理念は企業経営の運命を左右するものです。なぜなら理念は

  • 一貫した行動を導くものであり、信頼そのものをつくってくれるものである
  • 企業と社員、顧客、取引先や地域、国などの社会とをつなげてくれるものである
  • 困難な状況にあった際の判断基準になるものである
  • 人は自発的、自主的に考え、行動する原点である
  • 誤った考えや行動を修正してくれる
  • 長期と短期の考えと行動をつなげてくれる

などです。

日本企業の多くは、理念を重視してきましたが、特別それを強調することもなく、On The Job Training(OJT)のような形で伝承してきたと言えます。しかし、今日のようなネットワーク化、グローバル化によってめまぐるしく変わる事象に対し、企業も国も行政もそして個人も、価値判断が厳しく問われる機会が多くなり、その判断次第では取り返しのつかないミスリードを犯すリスクも高まっています。そこで必要なのは、理念の持ち方と実際の思考、行動に関して「立ち止まって考える機会」をつくることです。「考える機会」を定期的にとることで、理念は時代の変化の中で、深まり、進化し「実存」していきます。

 
対象部門
  • 経営幹部、役員
  • 各部門の管理職または管理職候補
  • 次期役員候補、シニアマネージャー候補
  • 組織変革プロジェクトマネージャー
  • グローバルにいる社員全員
成果
  • 時代の変化の中で、自社の存在意義を見つめ直すことができます
  • SDGsが叫ばれている中で、自社はどのような役割を実際に担っていけるのかを考え、議論することができます
  • 理念の基本構造と役割を理解することができます
  • 理念と個人の役割や課題を結びつけて考えることができます
  • 自社の経営理念、経営ビジョンに関する実際のエピソードを学び、今の社会、市場で解釈し直すことができます
  • 理念を活用したリーダーシップやマネジメントに関して実践的に学びます
メソッド
  • 経営理念の役割、構造、企業の信頼の構造
  • 理念と社員、取引先、顧客、社会の関係
  • 組織目標と経営理念、経営ビジョン、戦略、方針の関係
  • 理念を起点にしたリーダーシップ
  • 自社の理念を仕事で解釈し、実践する方法
ステップ
Step 1 なぜ今、経営理念が重視されるのか?
経営理念の意味の理解
  • 社会をリードする企業、リーダーの理念
  • ルール、制度のマネジメントと理念のマネジメントの違い
  • 理念が基軸にある経営とはどのようなものか?
  • 一瞬の油断、抜けで積み上げた信頼は崩壊する
  • 理念の単なる概念ではなく実存的側面の重要性
Step 2 社員、働く人にとっての理念
  • なぜ働くか? Why work?にいかに答えるか?
  • 企業の目的(理念)と社員の関わり
  • これからの社員に期待すること。時間労働だけでなく、発想、思考、行動
Step 3 理念(経営理念、行動指針)の
役割や意義を理解する
  • 企業は経済的な結びつきを越えた目的を持つ本質性、一貫性、信じて動くこと
  • 人は企業に何を求めているか?
  • 理念がより重視される時代背景
  • マネジメントの中での理念(経営理念、行指針)の位置づけ
  • 理念と計画との関係
  • 理念の5つの役割
Step 4 理念を基軸にした
経営の特性、強さの理解
  • 独自の体験、常識外れの挑戦、利益よりも貢献、カリスマではなく組織力
  • 本質性、一貫性、信じて動くこと
  • 終わりなき探求心、莫大な努力など
Step 5 自社を題材にした経営理念、
ビジョンワークショップ
  • 理念、ビジョンに関する自己の体験の交換と会社としてのあるべき姿、リーダーとしての課題のまとめを以下の理念を基軸にした5つのリーダーシップの視点で行う
     ・変革機会の把握力
     ・ビジョン構築力
     ・価値共創、創発力
     ・優先課題の突破力
     ・加速度力、展開力

  • 理念、ビジョンによる倫理行動と一貫性の維持とは

Step 6 理念・ビジョンを中核にした
自己のリーダーシップの課題抽出
  • 理念を基軸にした5つのリーダーシップの視点での課題抽出
  • 課題実行の行動計画
Step 7 自己のリーダーシップの
課題の明確化と今後の行動計画
  • リーダーシップの課題
  • 小さな変革プランの作成とアクションプラン