Mid-term Strategic Planning Training

中期事業戦略計画策定研修

「毎回中計を立てているが、30年間基本的な事業構造が変わっていない」

伝統的な産業だと、こんな声さえ聞こえてきます。中期計画、ここではあえて中期事業戦略計画と呼びますが、それは予算計画、事業計画などの計数計画とは異なります。本来の中期事業戦略計画とは、戦略発想を組み込んだビジネスモデル構造転換や製品・サービスポートフォリオの入れ替え、資源配分の変革、組織構造変革などが検討されたものを意味します。効果的な事業戦略計画を進めるには、意思決定の仕組みや、企画に関わるメンバー構成と必要な戦略リテラシーなども重要になります。

対象部門
  • 経営幹部・事業部長及びそれに準ずる方
  • 中・長期の経営計画策定に関与されている経営企画・事業部スタッフ
  • 新規事業・新商品開発部門長、スタッフの方
  • 営業部門、開発設計、生産・物流など中期計画に関わる方
  • 財務・会計部門のいわゆる“コントローラー“(事業管理)の方
成果
  • ビジョンの実現、目標達成に向けた中期事業戦略計画策定の考え方とその方法を学べます
  • 戦略を確実に実行するアクションプランを立案できます
  • 中期事業戦略計画策定プロセスを全社共通言語化、汎用ツール化できます
  • 事業間連携、機能組織間連携の可能性を戦略レベルで検討できます
  • 自社が抱えているリスクを把握し、緊急に取り組む課題を見つけられます
メソッド
  • 外部環境分析(業界構造分析、競合分析、顧客分析など)
  • 内部環境分析(自社ポテンシャル分析、コアコンピタンス分析)
  • バランストスコアカード、戦略マップ
  • SWOT分析
  • アンゾフマトリクス
  • 事業ポジションニング分析
  • ビジネスモデルデザイン
  • 戦略ロジックチャート
  • スコアカード
  • 財務シミュレーション
  • 事業リスク分析  など
ステップ
Step 1

経営上の中期事業戦略計画の
意義を理解する

  • 中計策定前と後でなにかが変わったか?予算計画との違いとは
  • なぜ発想が変わらないのか
  • 経営計画と中期事業戦略の関係
  • 参画メンバー、リーダーとクロスファンクショナル組織体制、ファシリテーターの整備
  • 戦略企画のリテラシーやツールの共有が効果的
Step 2

中期事業戦略計画策定
のステップとポイント

  • 戦略コンセプトと計画のブレークダウンを分離する
  • 「制約条件」と「戦略仮説」の重要性
  • 戦略のPDCAサイクル
  • 中期事業戦略計画のステップ
  • 理解すべき戦略フレームワーク
Step 3

ケーススタディで学ぶ
中期事業戦略計画

  • 企業のケースを使った中期事業戦略計画の学習(グループワーク)
  • 前提条件確認、内外の環境分析、BSC分析、SWOT分析、KFS、事業戦略コンセプトなど
  • ケース分析、企画プレゼン、質疑(経営者と株主に別れて)
  • 中計策定で学ぶべき点の把握
Step 4

中期事業戦略計画の
評価視点

  • 売上、利益の最大化
  • 戦略資産の構築、蓄積
  • 資産の最適化
  • 事業の安定成長 など
  • 誰が、どのように評価するか
Step 5

自社のケースでの
中期事業戦略計画策定実践

  • 「制約条件」と「戦略仮説」
  • BSCでの戦略診断
  • 内外の事業環境分析
  • SWOT分析とKFS
  • 事業戦略企画実践(事業ビジョン、基本戦略、戦略目標、改善目標、事業ドメイン、ポジショニング、顧客提供価値、ビジネスモデル、戦略マップまで)
  • プレゼン、全体討議、講師講評
研修の業績
事業計画策定 総合電機メーカー 研究・営業・設計部門 部課長クラス
経営幹部候補向け経営・事業戦略 部品・部材メーカー 経営企画、購買、製造、営業、開発部門